Ranarim “Morgonstjärna”

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スウェーデントラッドを洗練されたスタイルで演奏するRanarimの3rdアルバム。邦題は「朝焼けの星」。演奏を聴くと確かにビビッドなイメージを抱かせ、“カラフル”というキーワードで語られることもある。

本作ではPOPさとツインヴォーカルのコーラスの美しさが増し、非常に軽快で楽しい雰囲気をもつ作品となっている。

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Sväng “Jarruta”

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フィンランドのハーモニカ4人組のセカンドアルバムです。邦題は「ヤルゥータ ~ 気楽に行こうぜ!」

全てのパートをハーモニカで演奏しているが、踊り出したくなるような軽快な曲から、哀愁漂う曲まで広いレパートリーがあり、聴き飽きない。バルカンっぽい、タンゴっぽい、しかしいずれとも異なる独特なメロディーの進行が面白い。

「それにしても、唇荒れたら辛いだろうなぁ」と変な方向で気になるバンドでもある。

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Gåte “Jygri”

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ノルウェーのGåteのファーストアルバム。

Garmarnaの影響をちょっとだけ感じるものの、非常にオリジナリティの高いトラッドのアルバムに仕上がっている。特に、ヴォーカルのGunnhildさんの取り憑かれたようにハイテンションな変幻自在の声はファーストアルバムとは思えないほど。

楽曲のほとんどはトラッドナンバーである。トラック2では、GunnhildさんとSveinungさんのお母さんと思われるTorgunnさんの素朴な民謡を聴くことができる。

また、Bonus-CDの“Litle Fuglen”はデビュー前のデモと思しき1曲です。印象的なメロディーとボーイソプラノのようなGunnhildさんの歌唱が出色。

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Stellamara “The Seven Valleys”

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新宿のタワレコで買ったCD。おそらく北米のグループ。

かなりニューエイジに近い中東系の音楽で、トラッドというには若干躊躇しますが、ハンガリーやブルガリアのトラッドナンバーや13世紀の曲も入っています。鋭いパーカッションの音に、残響効果とこぶしを効かせたヴォーカルの美声が聴きどころ。

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Garmarna “Vedergällningen”

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Garmarnaの1999年作。一気にロックよりのアプローチに梶を切った作品である。

タイトル曲である凄惨な復讐劇“Vedergällningen”や、義母の呪いで9年間妊娠した女の歌“Nio År”など、鬱々とした内容の歌詞にハードなメロディーを合わせた曲が強い印象を与える一方で、淡々とした中に緊張感を漂わせる“Herr Holkin”、結婚の宣誓書にサインする歌“Bläck”も、地味ながら聞き応えがある。

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