Stille Volk

中世フランストラッドなメタル(多分)のグループ。メンバーの出身はピレネーであるらしく、南仏の伝統音楽や中世のバラッドを得意としている。

自分らの好きな音楽を混ぜてとことんまでやってみたら前人未踏の領域に踏み込んでしまったような、まぁ、一言で言うと「変」な音楽を演奏する。2ndまではロックしていたが、3rd以降ですっかりアコースティックに移行した。尤も、芸風は変わっていない。

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Jim Moray “Sweet England”

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イギリスのJim Morayの1stアルバム。

古いバラッドや、伝統曲に自作の詩をのせただけの曲がメインであるのに、現代的な音使いをしています。そして、優美でかつ劇的なアレンジがとても巧い。

ただし、非常にナイーヴな歌い方をするので、そこがダメな人はいるかもしれない。

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Värttinä “Kokko”

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Värttinäの6thアルバムで、旧Värttinäからでは8thのアルバム。ポップスと民謡との融合を果たした本作は代表作の一つとして知られる。

一糸乱れぬ見事なポリフォニーを披露してくれるが、歌詞のスオミ(フィンランド語)が高速すぎて聞き取れないために集中力を必要とする楽曲もいくつか。聴き流しても楽しい、歌詞カードを読んでも楽しいアルバムである。

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同一モチーフの曲11:Herr Mannelig

ヨーロッパに伝わる古いバラッド。トロールがMannelig卿に求婚するバージョンがメインで、豪華な贈り物を条件にトロールは結婚を申し出るものの、Mannelig卿は彼女が良きキリスト教徒ではないことをもって断るという内容。

もしトロールが本当に改心してしまったら結婚するつもりだったんだろうか、Mannelig卿‥‥と、素朴な疑問が心に浮かぶ一曲。

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Garmarna “Guds Spelemän”

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Garmarnaの3rdアルバムで、赤と紫のジャケットがちょっとない感じで斬新。全体的に陰鬱な曲調であるがリズムが強調されている。

お薦めは、歌詞を読むとハッピーエンドだと解る“Vänner och Fränder”、サーメのヨイクを取り入れた“Njaalkeme”、重苦しいまでの“Guds Spelemän”です。

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