Hedningarna “Trä”

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Hedningarnaの3rdアルバムであり、代表作とされる。

性愛の熱情を歌う“Pornopolka”、妖艶な狐の精による舞踏を覗く男の歌“Räven”、そして代表曲でもある、世界の浄化を風の神に祈る“Tuuli”と野卑で力強い歌詞が全編を特徴づけている。それにもかかわらず、洗練された編曲と、二人のヴォーカルや各楽器の硬質な音が、歌詞の素朴な印象を拭い去っている。

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Mari Boine “Idjagieđas”

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著名なヨイクプレーヤーMari Boineの2006年作。

現代ポップスの要素を大胆に取り入れて、クールであり、かつ取り憑かれたような歌唱を披露している。

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Ranarim “Morgonstjärna”

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スウェーデントラッドを洗練されたスタイルで演奏するRanarimの3rdアルバム。邦題は「朝焼けの星」。演奏を聴くと確かにビビッドなイメージを抱かせ、“カラフル”というキーワードで語られることもある。

本作ではPOPさとツインヴォーカルのコーラスの美しさが増し、非常に軽快で楽しい雰囲気をもつ作品となっている。

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Sväng “Jarruta”

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フィンランドのハーモニカ4人組のセカンドアルバムです。邦題は「ヤルゥータ ~ 気楽に行こうぜ!」

全てのパートをハーモニカで演奏しているが、踊り出したくなるような軽快な曲から、哀愁漂う曲まで広いレパートリーがあり、聴き飽きない。バルカンっぽい、タンゴっぽい、しかしいずれとも異なる独特なメロディーの進行が面白い。

「それにしても、唇荒れたら辛いだろうなぁ」と変な方向で気になるバンドでもある。

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Gåte “Jygri”

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ノルウェーのGåteのファーストアルバム。

Garmarnaの影響をちょっとだけ感じるものの、非常にオリジナリティの高いトラッドのアルバムに仕上がっている。特に、ヴォーカルのGunnhildさんの取り憑かれたようにハイテンションな変幻自在の声はファーストアルバムとは思えないほど。

楽曲のほとんどはトラッドナンバーである。トラック2では、GunnhildさんとSveinungさんのお母さんと思われるTorgunnさんの素朴な民謡を聴くことができる。

また、Bonus-CDの“Litle Fuglen”はデビュー前のデモと思しき1曲です。印象的なメロディーとボーイソプラノのようなGunnhildさんの歌唱が出色。

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